【アクセル・ジャンプの得点表】
| 名称 | 略称 | プラス評価 | 基準 |
回転 不足 |
マイナス評価 | ||||
| +3 | +2 | +1 | -1 | -2 | -3 | ||||
| シングル・アクセル | 1A | 0.6 | 0.4 | 0.2 | 1.1 | 0.8 | -0.2 | -0.4 | -0.6 |
| ダブル・アクセル | 2A | 1.5 | 1.0 | 0.5 | 3.3 | 2.3 | -0.5 | -1.0 | -1.5 |
| トリプル・アクセル | 3A | 3.0 | 2.0 | 1.0 | 8.5 | 6.0 | -1.0 | -2.0 | -3.0 |
| クワドラプル・アクセル | 4A | 3.6 | 2.4 | 1.2 | 15.0 | 10.5 | -1.2 | -2.4 | -3.6 |
アクセル・ジャンプはフィギュアスケートを知らない人でも一度は聞いたことがあるんじゃないでしょうか。伊藤みどりさんや浅田真央さんのトリプル・アクセルは有名ですね。アクセルというのは人の名前で、最初に跳んだ人「アクセル・パウルゼン」にちなんで名付けられています(ちなみに人の名前が付いたジャンプには他にルッツ、サルコウがあります)。
このページで紹介している6種類のジャンプのうち、アクセルは一番最後に考案されたものです。最後に考案されただけあって、6種類の中では難易度がもっとも高いジャンプです。
他のジャンプはすべて踏み切りの瞬間は後ろを向いていますが、このジャンプだけは前向きに踏み切ります。ジャンプの着氷は全て後ろ向きなので、他のジャンプよりも0.5回転多く回ることになります。だからシングルアクセルは1.5回転ということになるのです(なお0.5回転のものはワルツ・ジャンプと呼んで区別します)。トリプル・アクセルだと3.5回転ということになります。他のジャンプよりも0.5回転多いので、難易度がもっとも高いということになるわけです。たかが0.5回転と思うかもしれませんが、ジャンプの滞空時間は1秒以下なので、その中で0.5回転増やすのは大変なことなのです。
前向きに踏み切るのはこのジャンプだけなので、種類を見分けるのは簡単だと思います。どちらかといえば回転数を見分ける方が大変なん じゃないでしょうか。プログラムではダブル・アクセル(2.5回転)とトリプル・アクセル(3.5回転)を跳ぶことが多いですが、ちょっと見分けが付かないかもしれませんね。そこで裏ワザを紹介しましょう。
トリプル・アクセルは大技です。誰にでも跳べるものではないです。女子では現役の選手では浅田真央さんと中野友加里さんしか成功させたことがありません。男子だと世界トップクラスの選手なら跳べますが、それでも難易度は高いです。
一般に難易度が高いジャンプを跳ぶときには、選手は非常に慎重になります。その表れとして助走距離が長くなります。だから跳ぶ前の助走が長いな、と感じたときには大技の可能性が高いということになります。これで大抵の場合はOKです。
もう一つの手がかりとして、大技はプログラムの最初にやることが多いということです。フィギュアスケートの演技時間は短い(ショート・プログラム2 分50秒、フリー・プログラム(女子)4分、フリー・プログラム(男子)4分30秒)ですが、非常に体力を消耗する競技です。最後の方は全力を出すことはできないのです。すると体力の消耗
の激しい大技は自然と最初に行うようになります。また、最初に大技を決めるとその後の演技に精神面でとても良い影響を与えるということもあります。フリー・プログラムの最初の1つ2つのジャンプで、助走を慎重にしてアクセルを跳んだとき、トリプルだったということは少ないと思います。
ダブル・アクセルはショート・プログラムの必須要素なので、必ず1回跳ぶことになっています(男性の場合はトリプル・アクセルも可能です)。3つの必須ジャンプのうち一番簡単なので、最後にもってくることがほとんどです。また、フリー・プログラムでも最後の方で流れを重視したステップと織り交ぜながら行うことがあります。トリプル・アクセル に比べて助走が短く、選手も比較的楽に跳んでいるので区別できると思います。
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